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中小企業新事業進出補助金(第3次)製造業向けガイド|採択事例・対象経費・申請ポイントを解説

最終更新:2026/6/17|監修:中小企業診断士・認定経営革新等支援機関

製造業こそ「新事業進出補助金」が活きる

中小企業新事業進出補助金は、既存の技術・設備を活かしながら新たな市場や製品分野へ踏み出す中小企業を支援する制度です。製造業では、加工技術を横展開した新市場参入や、新素材・新設備の導入による製品ラインアップの拡充など、幅広い挑戦が対象になり得ます。補助率・上限額など詳細な要件は公募要領で必ずご確認ください。

この業種の採択事例

  • 水力発電向け大径シャフトの高精度加工体制構築事業

    想定概要:既存の金属加工技術を応用し、再生可能エネルギー分野向けに大径シャフトの高精度加工ラインを新たに整備することで、エネルギー市場への参入を図る取り組みと推察される。

  • 無人・自動化技術を活用した半導体製造装置用製缶部品の加工事業

    想定概要:自動化・無人化技術を導入して半導体製造装置向け製缶部品の生産体制を構築し、成長市場である半導体関連分野への新規参入を目指す事業と考えられる。

  • 厚板曲げ加工機と強みの板金加工技術で物流市場への進出を実現

    想定概要:厚板対応の曲げ加工機を新たに導入し、既存の板金加工技術と組み合わせることで、物流関連製品という新市場への参入を狙う取り組みと推察される。

  • ドローン等の新市場進出に向けた新素材のプレス加工技術の獲得

    想定概要:ドローン部品向けに新素材を扱えるプレス加工設備・技術を取得し、航空・ドローン市場という新分野への進出を目指す事業と考えられる。

  • 大型複合旋盤導入による船舶用バルブ市場への進出計画

    想定概要:大型複合旋盤を導入して高精度・大型部品の加工能力を獲得し、船舶用バルブという新たな産業分野への参入を図る計画と推察される。

  • 半導体製造装置用高精度部品製造市場への戦略的進出

    想定概要:精密加工設備の強化により、需要が拡大する半導体製造装置向け高精度部品市場に戦略的に参入する体制を整備する事業と考えられる。

製造業で対象になりやすい設備・経費

採択事例から見ると、新市場参入に必要な加工機械(複合旋盤・曲げ加工機・プレス機など)の導入が多く見られます。また、自動化・無人化に関わるロボットや搬送設備、品質検査装置なども対象になり得ます。原材料費や販売促進費が対象となるかどうかは補助金の枠組みによって異なるため、公募要領で要確認です。既存事業の単なる増強ではなく、「新分野・新市場への進出」であることが設備投資の位置づけとして重要です。

申請で押さえるポイント

最大のポイントは「新事業への進出」であることを事業計画で明確に示すことです。既存技術・設備との差別化や、進出先の市場規模・競合分析を具体的な数値で示すと説得力が増します。採択事例では、地域資源の活用や防衛・半導体・再生可能エネルギーといった政策的に重要な分野への参入事例も複数見られます。補助率・補助上限・対象経費の範囲・申請要件は第3次公募要領で必ず最新情報を確認してください。

製造業が新事業進出を成功させるための視点

「自社の強みをどの新市場に転用するか」を軸に事業計画を組み立てることが重要です。採択事例では、板金・旋盤・加工技術などの既存強みを活かしつつ、船舶・物流・半導体・ドローンといった成長分野に進出するパターンが目立ちます。市場調査や試算に基づいた売上・収益の見込みを計画書に落とし込むことで、事業の実現可能性を審査側に示しやすくなります。認定経営革新等支援機関と連携して計画を策定することも有効です。

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よくある質問

Q.既存製品の増産ラインへの投資は対象になりますか?

本補助金は「新事業への進出」を要件としており、既存製品の単純な増産は対象外となる可能性が高いです。新たな市場・製品分野への進出であることを明確に示す必要があります。詳細は公募要領で要確認です。

Q.補助率や補助上限額はいくらですか?

第3次公募の補助率・補助上限額は公募要領で要確認です。第2次と異なる条件が設定される場合もあるため、必ず最新の公募要領をご参照ください。

Q.採択事例にある食品製造系の事業も製造業として申請できますか?

食品製造も製造業に含まれます。第2次採択事例にも冷凍食品・干し芋・ケチャップ・クラフトビールなど食品製造事業が採択されており、地域資源活用や新製品開発を軸にした事業計画が評価されたと考えられます。業種要件の詳細は公募要領で要確認です。

Q.認定経営革新等支援機関は必須ですか?

申請に認定経営革新等支援機関の関与が必要かどうかは公募要領で要確認です。ただし、事業計画の精度を高める観点からも、専門家への相談は早めに行うことをお勧めします。

出典:新事業進出補助金 事務局サイト新事業進出補助金 第2次 採択者一覧

監修:松下 大(中小企業診断士/認定経営革新等支援機関)

公募要領等の一次情報に基づき作成。最終更新:2026/6/17