補助金申請の流れ|公募開始から入金まで【図解】
監修:松下 大(中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/株式会社SMARTコンサルティング)
多くの補助金は「申請→採択→交付決定→事業実施→実績報告→入金」という流れで進みます。入金は原則後払い(精算払い)のため、事業期間中の資金繰りまで含めて計画することが重要です。
全体の流れ(図解)
- 1準備GビズIDプライム取得電子申請に必須。審査に2〜3週間かかるため最初に着手する
- 2準備公募要領の確認・計画策定要件・対象経費・審査項目を確認し、事業計画書を作成
- 3準備見積取得・加点準備一定額以上は相見積もりが必要。認定・宣言等の加点も先に着手
- 4申請電子申請システムで提出GビズIDでログインし、締切時刻までに提出(締切厳守)
- 5申請採択発表・交付申請採択=入金確定ではない。交付決定まで発注は待つ
- 6実行交付決定・事業実施交付決定後に発注・支払い。決定前の契約は原則対象外
- 7実行実績報告・確定検査証憑(契約書・請求書・振込記録)を揃えて報告
- 8実行補助金の入金確定後に精算払い(後払い)。それまでは自己資金・融資で立替
※ 補助金は原則「精算払い(後払い)」です。事業実施中の支払いは自己資金・融資でまかなう必要があります。各ステップの詳細な期限・手続きは公募要領で要確認。
※ 電子申請にはGビズIDプライムが必要です。アカウント発行の手続き・所要期間はGビズID公式サイトでご確認ください。
申請前の準備が勝負を分ける
電子申請にはGビズIDプライムが必須で、取得には通常2〜3週間かかります。公募開始から締切までの期間は限られるため、公募要領の公開前から事業計画の骨子・見積の取得・加点項目の準備を進めておくのが定石です。
交付決定前の発注はNG
原則として、交付決定日より前に契約・発注した経費は補助対象になりません(制度により事前着手承認の仕組みがある場合を除く)。採択発表と交付決定は別の手続きである点にも注意が必要です。
実績報告と精算払い(後払い)
事業完了後に実績報告書と証憑(契約書・請求書・振込記録等)を提出し、確定検査を経て補助金額が確定・入金されます。支払いは銀行振込が原則で、現金払いは認められないのが一般的です。入金までの立替資金はつなぎ融資等で確保します。
よくある質問
Q.申請から入金までどのくらいかかりますか?
制度・公募回により大きく異なります。事業実施期間だけで1年前後の制度もあり、入金は実績報告・確定検査の後です。各制度のスケジュールは公募要領で要確認です。
Q.自己資金がなくても申請できますか?
補助金は後払いのため、事業実施中の支払いをまかなう資金(自己資金または融資)が実質的に必要です。金融機関との事前調整をおすすめします。