補助金の採択率とは|見方・公募回ごとの変動・上げ方の基本
監修:松下 大(中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/株式会社SMARTコンサルティング)
採択率とは、応募件数に対する採択件数の割合です。同じ制度でも公募回・申請枠・予算残によって大きく変動するため、直近1回の数字だけでなく推移で見るのが基本です。
採択率の計算方法と公表のされ方
採択率は「採択件数 ÷ 応募件数」で計算します。事務局は公募回ごとに採択結果を公表しますが、応募件数まで公表する制度と、採択件数・業種別割合のみを公表する制度があります。本サイトの各制度ページでは、公表されている範囲の数値のみを回次別に掲載しています。
採択率が変動する主な要因
①予算の消化状況(年度後半は残額次第で狭き門になりやすい)、②公募回ごとの応募数の増減、③制度改正による要件・審査観点の変更、④申請枠の新設・統合。制度をまたいだ単純比較や、1回分の数字での判断は禁物です。
採択率を上げるためにできること
採択率はあくまで全体の傾向であり、個社の結果は事業計画の質で決まります。審査項目に沿った構成、根拠のある数値計画、要件・加点項目の確実な充足、認定支援機関の関与などが基本の打ち手です。各制度の「事業計画書の書き方」「加点項目」の記事で具体的に解説しています。
よくある質問
Q.採択率が高い補助金を選ぶべきですか?
採択率だけで選ぶのは推奨しません。自社の投資目的・規模・要件充足が前提であり、そのうえで採択率の推移を難易度の目安として参考にするのが正しい使い方です。
Q.不採択でも再申請できますか?
多くの制度で次回公募での再申請が可能です。審査コメントが得られる制度では、それを踏まえて計画を磨くことで採択に近づきます。