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ものづくり補助金(第23次)不動産業・物品賃貸業 活用ガイド

最終更新:2026/6/17|監修:中小企業診断士・認定経営革新等支援機関

不動産業・物品賃貸業もものづくり補助金で新サービス開発を支援できる

ものづくり補助金(第23次)は、革新的な新製品・新サービスの開発に必要な設備・システム投資を支援する制度であり、不動産業や物品賃貸業でもオンラインサービスや業務システムの構築など幅広い取り組みが対象となりえます。補助率は中小企業1/2・小規模事業者2/3で、補助上限額は従業員数に応じて750万円〜2,500万円です。既存サービスの単純な改善ではなく、顧客に新たな価値を提供する「革新的な新サービス開発」であることが採択の鍵となります。

この業種の採択事例

  • 不動産投資のオンライン教育・コンサル事業の開始

    想定概要:不動産投資に関する知識提供をオンライン上で完結させる教育・コンサルティングサービスを新たに立ち上げ、Webシステムや動画配信基盤などを整備することで顧客への新たな価値提供を図る取り組みと考えられます。

  • 新サービスを活用した顧客在庫負担軽減による売上向上計画

    想定概要:物品賃貸業において顧客の在庫リスクを低減する新たな賃貸・シェアリングサービスを構築し、管理システムや専用設備の導入によって業務効率化と売上拡大を同時に狙う取り組みと考えられます。

不動産業・物品賃貸業で対象になりやすい設備・経費

補助対象経費の中心は「機械装置・システム構築費」であり、単価50万円(税抜)以上の設備投資が必須です。不動産業・物品賃貸業では、新サービス提供に特化した業務管理システムや顧客向けオンラインプラットフォームの構築費、専用ソフトウェアの購入費などが対象として想定されます。また、クラウドサービス利用費や外注費(システム開発委託等)、専門家経費なども計上可能ですが、機械装置・システム構築費以外の経費合計は500万円(税抜)が上限です。いずれの経費も、新サービス開発に「専ら使用される」ことが要件となります。

申請で押さえるポイント

最重要要件は「革新的な新サービス開発」であることで、既存サービスの単純な改善・効率化は補助対象外と明記されています。同業他社に既に相当程度普及しているサービスの開発も対象外となるため、自社の技術力・知見を活かした独自性の説明が不可欠です。交付決定前の発注・契約・購入は一切補助対象外となるため、採択後の行動スケジュールを事前に整理しておくことが重要です。また、単価50万円(税抜)以上の調達は原則2者以上からの相見積もりが必要なため、申請準備段階から複数の見積書を取得しておくと交付申請がスムーズになります。

グローバル枠の活用可能性

海外顧客向け不動産サービスの開発やインバウンド対応を強化する取り組みは、グローバル枠(補助上限3,000万円)の対象となる可能性があります。グローバル枠では海外事業に関する実現可能性調査の実施と、社内専門人材の確保または外部専門家との連携が要件として求められます。詳細な適用要件については公募要領で必ずご確認ください。

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よくある質問

Q.不動産仲介業務の効率化を目的としたシステム導入は対象になりますか?

既存の仲介業務プロセスの改善・効率化を目的とした投資は補助対象外と公募要領に明記されています。顧客に「新たな価値を提供する」革新的な新サービスの開発を伴うシステム投資であることが必要です。具体的な事業内容が要件を満たすかは、公募要領および事務局窓口でご確認ください。

Q.補助金の下限額・上限額はいくらですか?

製品・サービス高付加価値化枠の補助下限額は100万円です。上限額は従業員数によって異なり、1〜5人で750万円、6〜20人で1,000万円、21〜50人で1,500万円、51人以上で2,500万円となっています。

Q.物品賃貸業で貸し出す機械・設備そのものは補助対象になりますか?

補助対象の機械装置・システム構築費は「専ら本事業(新サービス開発)のために使用される」ものに限られます。新たな賃貸サービスの開発に紐づく設備であれば対象となりえますが、単なる賃貸在庫の増強を目的とした設備購入は対象外となる可能性が高く、事務局への事前確認を推奨します。

Q.採択後、どのくらいの期間で事業を完了させる必要がありますか?

製品・サービス高付加価値化枠の補助事業実施期間は、交付決定日から10か月(ただし採択発表日から12か月後の日まで)です。グローバル枠の場合は交付決定日から12か月(採択発表日から14か月後の日まで)となります。

出典:ものづくり補助金 事務局サイトものづくり補助金 第22次 採択者一覧公募要領 第23次 p.8 3.1公募要領 第23次 p.9 4B)公募要領 第23次 p.11 6公募要領 第23次 p.21 5.1公募要領 第23次 p.25 7.1公募要領 第23次 p.26 21機械装置・システム構築費※

監修:松下 大(中小企業診断士/認定経営革新等支援機関)

公募要領等の一次情報に基づき作成。最終更新:2026/6/17